#135 きたじまごうきさんに聞く! 『あたりかも』のアイスおうこくからどうやって家に戻ったの?
2026.07.12

※この記事は、Podcastの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容は本編をチェックしてください。
今回は、ヨンデミーでも大人気のおすすめ絵本『あたりかも』や、新刊『かいぞくほいくえん』の作者であるきたじまごうきさんをゲストにお迎えした特別回の最終回です!
今回は、リスナーの皆さまやお子さんから寄せられた『あたりかも』への質問・感想に、きたじまさんが直接お答えする「質問&感想大会」をお届けします!
アイス王国からの帰り道や、絵本には描かれていない驚きの裏設定まで、ここでしか聞けない秘密が満載です。
ぜひ親子でご視聴ください。
▽ 音声でじっくり聴きたい方はこちらから!
今回の登壇者
きたじま ごうき
絵本作家。今回の特別ゲスト。代表作に『あたりかも』『とっておきのカレー』『かいぞくほいくえん』など。
きぬ
ヨンデミーメンバー。「おうち読書のミカタラジオ」編集長であり、メインパーソナリティを担当。
目次
- 子どもたちからの質問!『あたりかも』誕生のひみつ
- 大スクープ! アイス王国からどうやって家に帰ったの?
- 絵本に隠された「オコジョ」と「チューチューボー」の秘密
- 保護者さま必聴! 読み聞かせで盛り上がるコツ
- おわりに(全3回を終えて)
子どもたちからの質問! 『あたりかも』誕生のひみつ
きぬ:
皆さんこんにちは。おうち読書のミカタラジオです。 前回、前々回に引き続き、絵本作家のきたじまごうきさんにお越しいただいています。きたじまさん、よろしくお願いいたします!
きたじまさん:
はい、絵本を作っています、きたじまごうきです。よろしくお願いします。
きぬ:
今回は、ヨンデミーでも大人気の『あたりかも』について、お子さんや保護者さまからミカタラジオにたくさんの質問や感想が届いております!

早速きたじまさんにお答えいただきたいなと思っております。 まずは、お子さんからのご質問です。
なぜ『あたりかも』を作ろうと思ったのですか? ラストの展開にすごくびっくりしました。また面白い絵本を作ってくれませんか?
きたじまさん:
喜んでくれてすごく嬉しいです!
子どもたちが楽しめる絵本を作りたいなと考えた時に、「あたり付きのアイス」ってすごくワクワクした思い出があるなと思って。 でも、ただの「あたり」と「はずれ」だけだと普通なので、よくわからないものが出てきちゃったら逆に面白いなと思って作り始めたお話なんです。「これ、あたりかも?」って書いてあったら、すごく気になりますよね。
きぬ:
確かに、気になります!
きたじまさん:
最初は「面白いな」という思いつきだけだったんですが、実は結末をどうするかは結構時間がかかりました。苦し紛れに考えた別のエンディングもいくつかあったんですが、しっくりこなくて。 「これで面白いのかな?」と不安もあったんですが、皆さんに「そこが良かった!」と言ってもらえるとすごく嬉しいですね。
きぬ:
いやあ、あんな体験ができたらいいなって、みんな思ったんじゃないでしょうか。『あたりかも』を読むと、やっぱりアイスが食べたくなりますよね。
大スクープ!? アイス王国からどうやって家に帰ったの?
きぬ:
続いての質問です。
アイス王国から、どうやって家に帰ったのですか? あと、きたじま先生は何アイスが好きですか? 僕はガリガリ君が好きです!
きたじまさん:
ガリガリ君ね、僕も好きですよ!
昔はチョコチップとかチョコレート系が好きだったんですが、最近はシンプルにバニラや、ヨーグルトが合わさったさっぱり系のアイスが好きですね。 そして、「どうやって帰ったか」ですが……これは良いところを思いついてくれましたね!
実は、2つぐらい説があるらしいんですよ。
きぬ:
2つも説があるんですか!?
きたじまさん:
1つ目の説はですね……アイス王国ってアイスが育つ場所じゃないですか。彼らは育ったアイスを出荷しているわけです。出荷するときに、滑り台を逆走するわけにはいかないですし、いきなりスーパーの冷凍庫に出てしまうと、出荷してお題をもらうというやりとりができないので困りますよね(笑)。
ですから、アイスをソリに積んで、トンネルを通ってアイス工場に届けているんじゃないかなと思うんです。時々、雪だるまとペンギンさんがソリでアイスを運んでくれるので、そのトンネルを通って親子も元の世界の工場へ帰ってきたんじゃないか、というのが1つ目の説です。
きぬ:
なるほど〜! 工場に繋がってるんですね。
きたじまさん:
もう1つの説はですね、「おうち帰れる券」です。
アイス王国で王様のところまで行ける人って割とレアなんです。ですから、はるばる会いに来てくれた人には、王様が特別に「おうち帰れる券」を出してくれるらしいですよ。 その券を持っている人は、入り口の滑り台に座ると、スーッと上に上がっていって、自分の家の冷凍庫の前に戻ってこれるんです。ふたりは王様に会いに行っていますから、この券を使った可能性もありますね。
きぬさんはどっちで帰りたいですか?
きぬ:
うわ〜! やっぱり「おうち帰れる券」の方が、すぐ帰れて嬉しいですね。
きたじまさん:
そうなんですね。
僕は、アイス工場にちょっと出てみたいんですけどね(笑)。質問をくださったお子さんも「どっちかな?」とぜひ想像してみてくださいね。
絵本に隠された「オコジョ」と「チューチュー棒」の秘密
きぬ:
お子さんからの感想もたくさん届いています!
「ハズレの畑がいっぱいあるのが面白かった!」「うちの冷凍庫には入れなかったけど、本の中で入れてすごかった」「冷凍庫の後ろを2回叩いたら滑り台になるのがワクワクした」など、実際に冷凍庫をコンコン叩いて試してくれたお子さんも多いみたいです!
きたじまさん:
読んだお子さんが冷凍庫をガンガンやってます、という感想はよく聞きます(笑)。ありがたいですね。
きぬ:
そして、「最初以外のどのページにも、白い犬やリスのような動物がいて、見つけるのが楽しかった!」という探し絵の感想もいただいています。
きたじまさん:
これ、実は「オコジョ」なんです。どのページにも2匹ずついるので、ぜひ探してみてください。
きぬ:
見つけるの、すごく楽しいですよね!
あともう一つ、保護者さまからの感想で「モナカのボートで海を渡るシーンが素敵です」といただいているのですが、ここにも何か秘密があるとか……?
きたじまさん:
そうなんです!
あの海のシーンで、バシャーン!と飛び跳ねているクジラみたいな生き物がいるんですが、あれは「チューチュー棒(棒アイス)」なんですよ。
きぬ:
ええっ!? チューチュー棒なんですか!?
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きたじまさん:
アイス王国では、チューチュー棒は「魚」という設定なんです。漁師さんみたいな人が漁で獲って、出荷しているらしいですよ(笑)。
きぬ:
知らなかったです! ぜひ皆さん、あのモナカのボートのシーンをもう一度じっくり見てみてくださいね。
保護者さま必聴! 読み聞かせで盛り上がるコツ
きぬ:
続いて、保護者さまからのご質問です。
小学校の読み聞かせで使いたいのですが、1年生には少し長いので3・4年生向けでしょうか? きたじまさん直伝の、楽しく読む工夫があれば教えてください!
きたじまさん:
『あたりかも』は3・4年生でももちろん楽しめますが、1・2年生でも読めると思います。読み聞かせのコツとしては、やっぱり「読んでいる大人が楽しく読むこと」ですね。そうすると子どもたちにも伝わります。
きぬ:
きたじまさんが特に好きなシーンなどはありますか?
きたじまさん:
一番最初の部分で、アイスの棒から得体の知れないものが出てきちゃった時に、「なんであたりかどうかわからないのー!」って、子どもが駄々をこねるセリフがあるんです。僕、ここがすごく好きで。 大人になるとなかなか駄々をこねるってできないと思うんですが、このシーンはぜひ子どもの気持ちになって、思い切り「あーもう嫌だー!」と駄々をこねるように読んでいただくと、すごく面白いんじゃないでしょうか。
きぬ:
確かに、そのシーンを全力で読んだらすごく盛り上がりそうですね!
第1回でお話しいただいたダジャレや、冷凍食品の名前の秘密なんかも織り交ぜながら読み聞かせしていただくと、さらに楽しいですね。
きたじまさん:
あと、今回の『あたりかも』のような「先が読めない展開」や「どんでん返し」が好きな方には、僕の絵本『ほしの かえりみち』もおすすめです。こちらもあっと驚くラストになっているので、よろしければぜひ読んでみてください。
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きぬ:
『あたりかも』のおかげで、ページの隅々まで眺めるようになり、絵本の楽しみ方が増えました!という感想もいただいています。本当に1ページの滞在時間が長い、探検できる絵本ですよね。
きたじまさん:
嬉しいですね。お話から脱線してもいいので、親子で一緒に「ここはこうだね」と言いながら、ゆっくりページをめくって楽しんでいただけたらすごく嬉しいです。
おわりに
きぬ:
きたじまさん、たくさんの質問にお答えいただき、本当にありがとうございました!
どんどん『あたりかも』の秘密が解き明かされて、私もすっごく楽しく収録させていただきました。
全3回にわたって、きたじまさんのおすすめ絵本から、『かいぞくほいくえん』の制作の裏側、そして『あたりかも』の大質問大会まで、たっぷりとお話を伺いました。今回から聴いてくださった方は、ぜひ第1回・第2回もさかのぼって聴いてみてくださいね!
きたじまさん:
こちらこそ、ありがとうございました!
きぬ:
それでは、きたじまさんゲストの特別回はここで終わりとなります。ぜひ新刊『かいぞくほいくえん』や『あたりかも』を手にとって、親子で楽しんでいただければ嬉しいです!
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番組へのおたよりをお待ちしています!
今回のラジオが面白かった、ためになったという方は、ぜひおたよりをお送りください。『あたりかも』の最後のダジャレの答え「あたり〇〇」もぜひ送ってください!
